荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがわ)
これも直江津の、「文月」とは別の句会での発句とされる。ただし同日の直江津は雨で星は見えず、越後のどこで見た景色かは不明。また日本海が荒海になるのは冬であり、夏場の天の川が見えるような天候では凪(なぎ)のはず。従ってこの景色は心象風景であり、どの場所でも見ていない可能性も高いとされる。とはいえ「わが町で詠んだ」と信じる人も多く、出雲崎の芭蕉園に「銀河の序」の石碑あり。
これも直江津の、「文月」とは別の句会での発句とされる。ただし同日の直江津は雨で星は見えず、越後のどこで見た景色かは不明。また日本海が荒海になるのは冬であり、夏場の天の川が見えるような天候では凪(なぎ)のはず。従ってこの景色は心象風景であり、どの場所でも見ていない可能性も高いとされる。とはいえ「わが町で詠んだ」と信じる人も多く、出雲崎の芭蕉園に「銀河の序」の石碑あり。