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星襄一 ◆ 中山正 ― 魚沼生まれの木版画家 ―

  • 開催日

    2022年04月01日(金)

  • 終了日

    2022年06月05日(日)

  • 会場

    星と森の詩美術館

  • カテゴリ

    展覧会

  • エリア

    十日町市  

イメージ1

国際的に活躍した2人の木版画家、星襄一と中山正は魚沼出身の作家です。

星襄一は1913(大正2)年、北魚沼郡小出町(現 魚沼市)に6人兄弟の長子として生まれました。
1931(昭和6)年、県立六日町中学校(現 六日町高校)卒業後台湾へ渡り、終戦まで13年間現地で教職に就きます。
1946(昭和21)年、生地に引き揚げ夫婦で印刷業を営みながら孔版画の勉強を始めました。やがて日本版画協会に出品を重ね会員となる間に少年時代の夢が再燃し、武蔵野美術学校(現 武蔵野美術大学)に入学、1956(昭和31)年42歳で同校を卒業し、木版画を独習、その道を邁進していきます。
自身の思いを表現する方法を求め、具象・抽象を行き交いながら独自の手法を突き詰めていきました。抽象から雪の玉、星座、地平、そして樹へとモチーフを変遷しながら、版木をバーナーで焼いたり通常の彫刻刀のほかに独自に作った刀(とう)や鉄筆を使うなど、自身が納得できる表現にするための努力を惜しみませんでした。

一方、中山正は1927(昭和2)年、南魚沼郡石打村(現 南魚沼市)に3人姉弟の末子として生まれました。
新潟県高田師範学校を中退し、1945(昭和20)年多摩美術学校(現 多摩美術大学)に入学するも2年で中退します。その後放浪の期間を経て、上野誠、鈴木賢二、滝平二郎らが牽引していた「日本版画運動協会」に参加し、1951(昭和26)年に木版画制作を始めます。
当時はリトグラフや油彩なども制作していましたが、1962(昭和37)年のヨーロッパ滞在の折に目にしたビザンティン美術に大きな感銘を受けます。そして、自国の浮世絵にも。
帰国後には浮世絵の技術を徹底的に研究し、馬・蝶・花・少女などごく限られたモチーフで作り上げた装飾的な作品世界を、卓越した技術で華麗かつ繊細に表現し、国内外にファンを増やしました。

魚沼の地で出会うことのなかった2人ですが、共通の画廊があったことから互いに刺激を受けることもあったようで、中山が初期から使用していた金属箔については、星も関心を持って見ていたとも伝えられています。
独創的な技術から生み出された星の木版画と、伝統的な技術で独自の世界を作り上げている中山の木版画、それぞれ唯一無二の存在として輝きを放ち続けています。手間を惜しまず、根気強く辛抱強い制作への姿勢は、やはり雪深い地域で育った魚沼人気質と言えるのではないでしょうか。

今展では作品50点と、それぞれの版木と順序摺りをあわせて展覧いたします。魚沼が生んだ2人の世界的な木版画家の共演をどうぞお楽しみください。

お問い合わせ先

星と森の詩美術館

詳しくはこちら

http://www.hoshi-uta-m.jp

アクセスマップ

  • 投稿者: 星と森の詩美術館  
  • 掲載日時: 2022年04月01日 13時47分

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