翡翠

日本で最古の歴史を持つ宝石で、国内には幾つかの産地がありますが宝石としての価値を持つ翡翠産地は糸魚川周辺に限られます。誰も見たことはありませんが、天皇が継承する三種の神器(剣、鏡、玉)のうちの玉は、糸魚川の翡翠で作られているかも知れません。

ナトリウム、アルミニウム、珪素、酸素からできた翡翠輝石という鉱物が主成分で、純粋な翡翠輝石には色はなく、含まれる元素や他の鉱物によって緑色や薄紫、青、黒などさまざまな色になります。ひすいに少し似た石に軟玉(ネフライト)があります。中国では古くから軟玉を使った玉器があり、清の時代から翡翠製の玉器が加わりました。日本でも翡翠と軟玉の両方を使ってきましたが、古代から現在にいたるまで、翡翠のほうが高級なものとして扱われています。