高い年貢

年貢は田の状態やその年の天候、水害などによって一定ではなかった。

「明治6年地租改正がおこなわれたとき、諸国では一般的に、江戸時代の年貢と地租がほとんど同額であるか、多少上がったといわれているが、佐渡ではなんと35%も軽くなったという。江戸時代の年貢が高かったのである」(「天領佐渡(1) 村の江戸時代」(上) 田中圭一著刀水書房)