鈴木牧之

1770-1842。三国街道沿いの宿場町塩沢(魚沼市)で小千谷縮の仲買を営む商家に生まれ、越後の冬の暮らしや風物、伝説などを多岐に渡って紹介した北越雪譜を書いた。出版に向けて、親交のあった滝沢馬琴や山東京伝(さんとうきょうでん)らに協力を求めたが、滝沢馬琴に預けた原稿を返してもらえず書き直したという逸話がある。十返舎一九とも親交あり。当時江戸でベストセラーとなった。