美術館編 屋外アートも楽しもう!
美術館の屋外にも魅力的なアート作品がいっぱい! のびのび散策しながら、自然の中に佇む大小さまざまな作品をいろんな場所から眺めたり、一緒に写真を撮ったり、館内での鑑賞とはひと味違った楽しみ方を探してみましょう。
新潟県立近代美術館
前田哲明 《Untitled‘95-0》
遠くから見ると興味深いかたちをしている作品は、近寄るとどっしりと大きく、脚部の中に入ると面白い空間を体感できます。
青木野枝 《亀池・蓮池》
作者が睡蓮の浮かぶ池の中に偶然亀を見つけ、互いに目を合わせることになったという日常の小さな経験をきっかけに生まれた作品です。
舟越直木 《夏の夜》
作品の中にそっと入り込み、身体全体の感覚で空間の大きさや雰囲気を感じ取って。野外ならではの楽しさを味わえる作品です。
鑑賞時のおすすめ
「自然と人との語らい」をテーマにした野外彫刻が美術館周辺に設置されています。四季折々の自然の中で、ゆったりとした気持ちで屋外アートを鑑賞してみましょう。
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星と森の詩美術館
藤巻秀正 彫刻プロムナード
駐車場から美術館への遊歩道で十日町市在住の彫刻家 藤巻秀正の作品群を鑑賞できます。木の葉と遊ぶ子どもの姿をした森の精たちや虫や動物など21点の作品が、ブナの小径を抜け、池を廻って美術館へと誘います。四季折々に移り変わる自然の中で、自然と人間の共存、自然の讃歌をテーマにした“森の仲間たち”に親しんでみましょう。
※12月~3月は美術館が冬期休館のため、彫刻たちも冬眠に入ります。
鑑賞時のおすすめ
池周辺の作品は、小さな子どもも触れて楽しめるように台座が低くなっています。隣に座って一緒に写真を撮ったり、家族や友人とみんなでおしゃべりしながら、ゆっくり過ごしてみてください。
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小林古径記念美術館
岩野勇三 《おまんた》
高田城址公園にある岩野勇三ブロンズコーナー作品群の一つです。1976年、上越市役所落成記念として制作され、当初は市役所前に設置されました。「おまんた」とは「あなたがた」を意味する上越地方の方言で、角巻(かくまき)を着た2人の女性と、蓑帽子(みのぼうし)をかぶって大きく片足を踏み出した男の子の姿が雪国らしい風俗を表しています。また造形面では洗練されたフォルムが追求されています。
鑑賞時のおすすめ
作品のポーズをまねて一緒に写真を撮ると彫刻をより身近に感じられます。正面だけではなく、さまざまな角度から眺めると新たな発見があります。
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