長岡・小千谷 感じて学ぶミュージアム体験!
見附市出身のタレント今井美穂さんは、3歳の息子・愛称「たけちよくん」を育てながらテレビなどメディアの活動の他、講演会の講師やイベントゲストなどで活躍しています。「子どもと一緒だと、お出かけするスポットが幅広くなります。母である私がいろんなことを楽しんでいる姿を見て、子どもも好奇心を持ち『挑戦してみよう』と思ってくれたらうれしいですね」と話します。今回は二人で地元・中越エリアのスポットを訪ねました。
新潟県立近代美術館
1993年、千秋が原ふるさとの森の中に開館した新潟県立近代美術館。興味深い企画展や、所蔵作品を中心にしたコレクション展の他、ワークショップや作品解説会、美術鑑賞講座などを実施しています。
この日は企画展「三沢厚彦ANIMALS IN NAGAOKA」(会期終了しました)を鑑賞。彫刻家・三沢厚彦さんが、さまざまな動物をモチーフにクスノキで作った彫刻作品と絵画が約100点展示されていました。カラフルに彩色された彫刻に「大きい!」とびっくりするたけちよくん。
キメラなど空想上の生き物の彫刻を見て「恐竜みたいだね」と今井さんが話しかけると「これライオン?なんで尻尾がヘビなの?背中にも何かついてる!」と興味しんしん。大人以上に熱心に見入っています。
館外の緑の中にも「自然と人との語らい」をテーマに野外彫刻が点在しています。大理石でできた作品に、恐る恐る上ってみるたけちよくん。ママがそばでサポートします。
「美術館で騒がないかな、途中で飽きないかな、と心配していましたが、ものすごく喜んでくれて驚きました。子どもは親の予想を超えてくれますね」と今井さん。スマホでスタンプもしっかりゲットしました。
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油夫アルパカ牧場
2004年の中越大震災で甚大な被害を受けた山古志村復興に役立ててほしいと、09年にアメリカ・コロラド州から3頭のアルパカが寄贈されました。その後に飼育頭数が増えていき、現在では油夫集落と種苧原集落に牧場があり、見学やエサやりに多くのファミリーが訪れます。
体形や毛色などバリエーション豊かなアルパカから目を離せないたけちよくん。でもエサを求めて次々と柵から顔を突き出す様子に「ちょっと怖い……」とビクビク。アルパカにエサやりをしたことがあるという今井さんは、慣れた様子で手のひらからエサを食べさせ「くすぐったい」と笑顔。たけちよくんに、「大丈夫だよ、嚙まないから」と声をかけ、二人で一緒にチャレンジしました。
「赤ちゃんのアルパカにもエサをあげたかったけど、大きなアルパカが先に食べちゃった」と、たけちよくんは残念そう。次回は赤ちゃんアルパカにエサをあげようと決意していました。
〇概要
住所/長岡市山古志竹沢集落
営業時間/9:00~18:00
営業期間/毎年4月中旬~11月末頃
電話番号/0258-59-2062
料金/見学無料、エサ100円
小千谷そばへぎそば処和田
ランチは小千谷駅前の人気のおそば屋さんで。
今井さんは名物の「へぎそば」と天ぷら盛り合わせ、たけちよくんは親子丼をチョイス。小千谷産の玄そば粉「とよむすめ」を使用したそばと、旬の食材をからりと揚げた天ぷらは相性抜群。たけちよくんも箸が進みます。「たけちよは好き嫌いがないので助かっています」と話していると、お店の人からサインのリクエストが。「僕もサインペンで書く!」というたけちよくんを優しく制しつつ、色紙にサインを書き、お店のスタッフに渡していました。
〇概要
住所/小千谷市東栄1-2-2
営業時間/11:00~18:30
定休日/不定休
電話番号/0120-459-883
公式サイト
小千谷市錦鯉の里
県の観賞魚に指定され、小千谷市の魚にも制定されている錦鯉。江戸時代に現在の小千谷市と長岡市の一部エリアで食用ゴイが突然変異し、色がついたことが現在の錦鯉のルーツと言われています。錦鯉を飼育管理するこの施設では、コイの餌やりも体験できます。
観賞棟の巨大な観賞池には、小千谷原産の大きな錦鯉20品種100尾以上がゆうゆうと泳ぎまわります。エサを手にした二人の所に、色とりどりの美しい錦鯉がいっせいに集まってきました。力いっぱいエサを投げるたけちよくん。「1mくらいの体長で15~16㎏くらいの錦鯉もいますよ」とスタッフから聞きいた今井さん。「たけちよと同じ体重!」と驚いていました。
観賞棟の周辺には日本庭園が広がり、池には錦鯉がいっぱい。こちらでは、錦鯉の口元でエサをあげることができます。「いっぱい集まってきたよ!」とたけちよくんは大興奮。錦鯉が自分の姿を追って池の中を移動するのが面白くてたまりません。争ってエサを食べる錦鯉のたてる水しぶきを浴びた今井さんは「食欲旺盛だわ」と感心しきりです。
帰り際「もっとエサやりしたい!」と名残惜しそうなたけちよくんに、「また来ようね」と約束していました。
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おぢや震災ミュージアムそなえ館
中越大震災の状況や復旧・復興までの軌跡を展示している「そなえ館」。地元住民がビニールハウスを臨時避難所にした様子などを見学した今井さんは「小さい子どもがいて被災したら…と思うと本当に恐ろしい。考えさせられます」と話します。
「発災ゾーン」には、中越大震災を4D(座席の動きや風などの演出)×3D映像で再現した体感型シアターがあります。3D眼鏡を着用し、4D体感シートに座る二人。スタッフから「暗くなり、大きな音が出て、シートが揺れます」と言われ、たけちよくんはママにしっかりつかまりました。
最大震度7、マグニチュード6.8の直下型地震のリアルな再現で、こちらに迫って来る3D映像も、シートの揺れも大迫力!「すごい揺れ!」と思わず声が出ます。約5分間の体感中、たけちよくんは必死で我慢していましたが、終わってからやっぱり怖くて涙。「小学生のお子さんでも泣いてしまうことがあります。がんばったね」とスタッフ。
最後に館内クイズラリー(防災クイズ)の答え合わせをしたところ、見事全問正解!記念品をもらい、やっとニッコリ笑ったたけちよくんでした。
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「今日、たけちよはたくさん新しい体験ができたし、私も勉強になりました。ぐるっとミュージアム!パスポートの参加施設はまだまだあるので、これからも一緒にいろんなスポットを訪れたいですね」。たけちよくんを抱っこしながら優しいママの表情で話してくれました。