
file-83 にいがたの第九
県立図書館おすすめ関連書籍
「もっと詳しく知りたい!」、「じっくり読みたい!」という方、こちらの関連書籍はいかがでしょうか。以下で紹介しました書籍は、新潟県立図書館で読むことができます。貸し出しも可能です。ぜひ、県立図書館へ足をお運び下さい。
▷『一冊でわかるベートーヴェン』
(山田治生[ほか]編著/成美堂出版/2010年)請求記号:762/B32<第九>が聞こえてくると、年末が近くなってきたと感じる方も多いかもしれません。<第九>を作曲した楽聖ベートーヴェンは、耳の病気に苦しみながらも「エリーゼのために」や交響曲第5番「運命」など、数多くの著名な音楽を作曲しました。本書では、ベートーヴェンの残した作品の中から50曲について解説しています。「ベートーヴェンの交響曲 概説」の項では、ベートーヴェンの交響曲への思い、「苦悩を経ての歓喜」「暗から明へ」という創作理念が記され、交響曲第1番から交響曲第9番<第九>の解説とあわせて読むことで、より深く作品を理解することができます。取り上げられた50曲には協奏曲やピアノ作品なども含まれ、ベートーヴェンの魅力がぎっしり詰まった1冊になっています。<第九>も含むおすすめの20曲は付録CDに収録されています。
▷『《第九》虎の巻 歌う人・弾く人・聴く人のためのガイドブック』
(曽我大介著/音楽之友社/2013年)請求記号:764/So25<第九>の美しい合唱を聴いて、ぜひ自分も歌ってみたい!と思われたら、この1冊をおすすめします。主に「歌う人」に向けて役立つ情報が満載です。「第2章 ≪第九≫にチャレンジ」では、ドイツ語の語感や歌い回しに慣れる第1段階、テンポの変化やリズムに慣れる第2段階、難しいポイントを仕上げ、美しく歌うための最終段階に分けて練習できる構成になっています。楽譜の歌詞はカタカナも併記されており、ドイツ語初心者の方にもわかりやすく書かれています。舞台に立つ前に知っておきたい服装や心がけ、入場のタイミングなども知ることができる、便利な虎の巻です。
▷『「第九」と日本出会いの歴史 板東ドイツ人俘虜収容所の演奏会と文化活動の記録』
(ニコレ・ケンプケン著 ベ-ト-ヴェン・ハウス ボン編 ヤスヨ・テラシマ=ヴェアハ-ン訳 大沼幸雄監訳/彩流社/2011年)請求記号:762/Ka41日本人になじみの深い<第九>。この交響曲第9番の日本での全曲初演の地は、第一次世界大戦中の1918年、徳島県にあった板東ドイツ人俘虜収容所でした。本書は、ベートーヴェンの生家である記念館ベートーヴェン・ハウスで、2009年に行われた特別展“音楽の力―1917~1919年の板東俘虜収容所における文化活動”をもとに出版されたもので、<第九>全曲初演時のコンサート・プログラムをはじめとするカラー図版が豊富に掲載されています。当時の俘虜収容所において、精緻なデザインと多色刷りのコンサートや演劇のプログラムが作成され、高いレベルでの文化活動が活発に行われていたことを、貴重な資料から知ることができます。<第九>を耳にされた時に、日本での<第九>の歴史にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
このほか、新潟県立図書館のホームページから、「音楽ライブラリー」(ナクソス・ミュージック・ライブラリー)を利用して、クラシックなど約100万曲以上をご自宅のパソコンで楽しむことができます。このほか、同じ曲を違う演奏で聞き比べることができる「【第九】「歓喜の歌」聴き倒し!」などのプレイリストが公開されています。
「音楽ライブラリー」は、当館の利用カードをお持ちの方でマイページ登録をされた方、または来館して期限付きの「ID・パスワード」レシートをもらった方がご利用いただけます。どうぞご利用ください。
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