火焔型土器
Q. 火焔型土器って何?
A. 火焔型土器は、新潟県で見つかった縄文時代の土器のひとつです。土器の飾りが炎のように美しいのが特徴です。
Q. 火焔型土器はいつごろ作られたものなの?
A. 火焔型土器は、約5,000年前の縄文時代中期に作られました。縄文時代の人々が使っていた大切な器の一つです。
Q. どこで見つかったの?
A. 長岡市の馬高遺跡で昭和11年(1936)に発見されました。
また、十日町市にある笹山遺跡で見つかった火焔型土器は、平成11年(1999)6月に日本国内の縄文土器で初めて国宝に指定されました。
Q. どうして「火焔型土器」という名前なの?
A. 火焔型土器という名前は、土器の飾りがまるで炎が舞っているように見えるからです。
Q. どんな使い方をされていたの?
A. 火焔型土器には、火でこげた部分やふきこぼれの痕があることから、食べ物を料理するための鍋として使われていたことがわかっています。
Q. どうやって作られたの?
A. 土器は、粘土をこねて形を作り、よく乾燥させてから、たき火の中で焼いて作られました。縄文時代の人々は手作業で丁寧に土器を作っていました。
Q. 「火焔土器」と「火焔型土器」は違いがあるの?
A. 「火焔土器」は昭和11年(1936)ころに長岡市馬高遺跡から近藤篤三郎によって発見された土器の名前で、それに似ている土器を「火焔型土器」と型を付けて呼びます。