新潟こども文化物語

新潟ではそれぞれの地域で
特色のある文化が育まれてきました。
新潟にはどんな文化があり、
どのように関わっているのでしょうか。
将来の新潟を担うみなさんと、
新潟の文化について
一緒に学んでいきましょう!

文化ってなんだろう?

「文化」とは、自然や土地で
生まれ育つことで身に付けていく、
「立ちふるまい」や「暮らし方」「考え方」など
人間の生活に関わる様々なことを
意味しています。

人間は歴史や伝統を受け継ぎ、
新しいものを生み出してきました。
そこには必ず「文化」が関わっています。
「文化」を育むことは、
次の時代をつくるために大切なことです。

新潟には文化がふっとつ(たくさん)
新潟の文化を知ろう!

文化ふっとつ新潟!

越後えちご凧合戦たこがっせん習俗しゅうぞく

新潟県にいがたけんでは、毎年6月上旬じょうじゅんに、3つの地域ちいきで大きな凧揚たこあげの大会「凧合戦たこがっせん」が開催かいさいされています。信濃川しなのがわ支流しりゅう勝敗しょうはいを決める凧合戦は「越後えちご凧合戦習俗たこがっせんしゅうぞく」として新潟県無形民俗文化財むけいみんぞくぶんかざいに指定されています。

新潟にいがたのラーメン

全国有数ぜんこくゆうすうのラーメン大国たいこく新潟にいがたでは、県内各地にさまざまな名物めいぶつラーメンが存在そんざいします。中でも人気がある5つは「新潟5大ラーメン」として紹介しょうかいされることもあります。

トキ

新潟県にいがたけんの鳥「トキ」は国際保護鳥こくさいほごちょうで、平成15年(2003)に日本さんのトキは絶滅ぜつめつしてしまいました。しかし、中国の協力きょうりょく人工繁殖じんこうはんしょく成功せいこうし、その後、野生復帰やせいふっきのためり返し放鳥ほうちょうが行われました。現在げんざいは野生での繁殖が進み、徐々じょじょに数がえています。

ヒスイ

新潟県にいがたけんは国内最大さいだいのヒスイの産地さんちです。国内の遺跡いせきから出土したヒスイは全て糸魚川産いといがわさんであることが分かっていて、ヒスイせい装飾品そうしょくひん北海道ほっかいどうから沖縄県おきなわけんまで全国に運ばれていたことが分かっています。

雪国ゆきぐにらし

古くから新潟にいがたではゆきとともにらす知恵ちえがありました。「雪室ゆきむろ」や「雁木がんぎ」、そして「雪下ゆきおろし」など、都会とかいで暮らす人々には想像そうぞうのつかない雪国新潟ならではの文化があります。

錦鯉にしきごい

錦鯉にしきごい新潟県にいがたけんで生まれた美しい魚で、200年前にマゴイから変異へんいしたといわれている観賞魚かんしょうぎょです。今ではさまざまな模様もようがあり、「泳ぐ芸術品げいじゅつひん」として世界中せかいじゅうで人気があります。

牛の角突つのつ

1,000年以上の歴史れきしを持つ「牛の角突つのつき」は、牛同士が角をぶつけ合う行事です。とうぎゅうとはちがって引き分けでわらせるのがとくちょうで、「牛の角突きのしゅうぞく」として国の重要無形民俗文化財じゅうようむけいみんぞくぶんかざいに指定されています。

北前船きたまえぶね

北前船きたまえぶねは、江戸時代えどじだいから明治時代めいじじだいにかけて、北海道ほっかいどうから日本海にほんかい瀬戸内海せとないかいとおって大坂おおさか(大阪)へ商品を売り買いしながら運んでいた船です。北前船が運ぶ商品によって、全国各地で新しい文化や産業さんぎょうも生まれました。

花火

新潟県にいがたけんは大きな花火を打ち上げることで有名な、全国屈指ぜんこくくっし花火県はなびけんです。県内には、「越後三大花火えちごさんだいはなび」とばれる花火大会があり、壮大そうだいな花火が海・山・川から打ち上げられます。

越後えちごの言葉

新潟県にいがたけん方言ほうげん宝庫ほうこです。新潟県に住んでいる人同士でも、住んでいる地域ちいきによっては通じない言葉もあります。

マンガ・アニメ

新潟県にいがたけんはマンガ家やアニメクリエーターを数多く送り出しています。有名な作品も多くあり、マンガ・アニメの文化が根付ねづいています。

笹団子ささだんご

新潟にいがた名産品めいさんひんとして知られる郷土料理きょうどりょうりです。あんこが中に入ったヨモギもちささの葉でつつんでしたもので、笹には殺菌効果さっきんこうかがあるため、戦国時代せんごくじだい保存食ほぞんしょくであったとも伝えられています。

上杉謙信うえすぎけんしん

越後国えちごのくに統一とういつした戦国時代せんごくじだい武将ぶしょうです。武田たけだ信玄しんげん織田おだ信長のぶながといった名将めいしょうたたかい、勝率しょうりつの高さから「軍神ぐんしん」とばれていました。仏教ぶっきょうに対する信仰心しんこうしんが強かったと言われています。

佐渡金山

長い期間にわたって金や銀を産出さんしゅつし、日本最大さいだいの金銀山として日本や世界の経済けいざいに大きな影響えいきょうを与えました。現在げんざい、世界文化遺産いさん登録とうろくを目指しています。

火焔型土器かえんがたどき

今からやく5,000年前の縄文時代じょうもんじたいに作られた土器どきで、さかほのおのように見えることから「火焔型土器かえんがたどき」と命名されました。十日町市とおかまちし笹山遺跡ささやまいせきから出土したものは国宝こくほうに指定されています。

新潟の文化に触れる・楽しめるイベントを紹介!

こども向けイベント

  • 新潟県立万代島美術館「化石ハンター展~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」

    開催日
    2024年6月25日(火)~2024年9月23日(月)
    会場
    新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内 万代島ビル5階
  • 新潟県立歴史博物館 春季企画展「動物たちの浮世絵」

    開催日
    2024年4月20日(土)~2024年6月9日(日)
    会場
    新潟県長岡市関原町1ー2247-2
  • 長岡市馬高縄文館 「火焔土器をつくろう!」

    開催日
    2024年4月21日(日)~2024年5月19日(日)
    会場
    〒940-2035 新潟県長岡市関原町1丁目3060-1
  • 学んで、遊んで、新潟の文化をもっと知ろう!

    こども向け文化施設

  • 新潟・市民映画館 シネ・ウインド

    昭和60年に市民の手によって生まれ、運営されてきた新潟独自の「市民映画館」。個性的な作品を上映している。   出典: 『新潟市-田園交響都市-にいがた観光ガイド』(新潟市ホームページ) 提供元:新潟市役所 観光 […]

    新潟市中央区八千代2丁目1-1

  • 新潟市新津鉄道資料館

    新津は、信越本線、羽越本線、磐越西線の三線が交差する鉄道の要衝にあり、機関区や電務区などの現場機関も多数設置され、かつては「鉄道のまち」と呼ばれていました。 昭和58年10月14日(鉄道記念日)に開館した新津鉄道資料館は […]

    新潟市秋葉区新津東町2丁目5-6

  • 郷土文化伝習館

    胎内市黒川地区の歴史・民俗資料を中心に展示しています。考古資料では、全国的にも珍しい縄文時代の完形の漆塗り水差しと、日本最北端の弥生再葬墓が出土した分谷地A遺跡を中心に展示しています。また近代では、胎内市(旧黒川村)に晩 […]

    胎内市下赤谷387-15

  • みなとぴあ(新潟市歴史博物館)

    明治44年に竣工した2代目市庁舎の外観をもとにデザインされた博物館本館、旧新潟税関庁舎、移築・復元された旧第四銀行住吉町支店などがあり、往時の新潟を感じながら歴史を学ぶことができる。   出典: 『新潟市-田園 […]

    新潟市中央区柳島町2-10

  • 狐の嫁入り屋敷

    “交流”をテーマに、地域の人々と旅人が素敵な物語をつくる場所。建物は大径の地元産スギをふんだんに使った在来工法で、見る者を圧倒します。ここでは、狐火をテーマとした映像(所要時間約15分)や毎年5月3日に行われるつがわ狐の […]

    阿賀町津川3501-1

  • 能生歴史民俗資料館

    資料館は、日本の最西端にあるL字平面が特徴の「中門造り」茅葺民家を移築・復元した建物で、昔の生活用具や遺跡から出土した土器や石器、また能生沖の海中から引き上げられた土器などを展示しています。 出典:『越後・糸魚川市の観光 […]

    糸魚川市大字能生7471番地