県立万代島美術館で開催中の「古代アンデス文明展」に行ってきました!
5月6日(日)まで、「古代アンデス文明展」が、県立万代島美術館で開催されています。
南アメリカ大陸の現在のペルーを中心とした地域で1,500年代後半まで栄えたインカ帝国を始めとする各文明の遺物を見ることのできる展覧会です。展示室の入口には、左の写真のようにかわいらしい土製の「リャマ」(アンデス高原に生息しているラクダ科の動物)像があり、来館者を迎えていました。
今回の展覧会は「古代」と称していますが、実際の展示品は紀元前からインカ帝国が栄えた16世紀まで渡っており、展示室は、古代から時系列に沿って土器、金細工、織物等の遺物が展示されています。
また、会場には、3体のミイラとともに副葬品が展示されていました。当日の人々の死生観を感じることができます。
アンデス文明の特徴として、文字や鉄器、車輪は使用されなかったことが知られています。その中でも文字の代わりとして紐に結び目を付けて、数量等の記録を行う(キープ)と呼ばれる方法がありましたが、当日は、その紐が展示されていました。紐の色や結び目、結ぶ位置などに意味があるそうです。
アンデス山脈はトマトやジャガイモ、トウガラシなど、現在日常的に食べられている野菜の原産地であり、アンデス文明の影響は現代の日本にも伝わっています。本展覧会に行っていただき、はるかかなたのアンデス山脈の文明の息吹を感じ取ってはいかがでしょうか?
■□「古代アンデス文明展」□■□
■日 時:~平成30年5月6日(日) ■会 場:県立万代島美術館 新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル5階 ■開館時間:10:00~18:00(ただし観覧券の販売は17:30まで) ■休 館 日:最終日までは無休 ■料 金:一般1,300円(1,100円)、大学生・高校生1,100円 (900円)、中学生以下無料 *( )内は団体(20名以上)
■問合せ先:新潟県立万代島美術館(℡025-290-6655)
※詳しくはこちらのホームページをご覧ください
→ https://banbi.pref.niigata.lg.jp/exhibition/open/