「子どもと夢の世界~日本のアンデルセン・小川未明、日本童画の父・川上四郎~」へ行ってきました!
6月24日(日)まで、企画展示「子どもと夢の世界~日本のアンデルセン・小川未明、日本童画の父・川上四郎~」が、新潟日報メディアシップ5Fにいがた文化の記憶館で開催されています。
にいがた文化の記憶館では、江戸時代末期から近代にかけて学術や芸術の分野で活躍した新潟県にゆかりのある文化人を紹介しています。本企画展示では、「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれている上越市出身の小川未明の童話、「日本童画の父」と呼ばれている長岡市出身の川上四郎の印象的な童画など数々の作品が展示されています。
「童話」というと、私たちが子どもの頃に本で読んだことのあるなじみ深いものですが、もともとは印刷された本ではなく、親から子どもに代々語り継がれているものでした。日本においても古くからの民話が各地で残っています。子どもが手にとって読むことのできる本は明治時代に初めて登場し、大正時代には、大衆受けするおとぎ話ではなく「創作童話」が多く書かれるようになりました。小川未明や川上四郎は、その時代に活躍し、児童文学や童画に大きな影響を与えた新潟人です。本企画展では、小川未明の代表作『赤い蝋燭と人魚』『小鳥と少年』やその直筆原稿、川上四郎の《春の小川》《お山の大将》などの童画作品をはじめとして、「赤い鳥」「童話」「コドモノクニ」など両者の作品が掲載された当時の児童文学雑誌などの貴重な展示物を見ることができます。既に大人になってしまった私も、美しい彩りで描かれた優しいタッチの童画を見ながら、童話の世界に浸ることができました。
お子様のみならず、大人の方も童心に返って、メルヘンチックな児童文学の世界をお楽しみください!
また、関連イベント「方言で越後の民話を楽しもう!」では、新潟の各地のむかし話を各地の方言で聞くことができますので、こちらも是非お楽しみください!
☆詳しくは、こちらのホームページをご覧ください。http://nmmc.jp/exb/2910(にいがた文化の記憶館・展示のご案内)
本企画展は、2019年に新潟県で初めて開催される国内最大の文化の祭典「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」のプレイベントともなっています。本祭典について、詳しくはこちらのホームページとなっています。是非ご覧ください。
https://niigata-futtotsu.jp/(国文祭公式HP)
◇◆◇企画展示「子どもと夢の世界~日本のアンデルセン・小川未明、日本童画の父・川上四郎~」◇◆◇
○日 時:~平成30年6月24日(日)
○会 場:にいがた文化の記憶館
新潟市中央区万代3丁目1番1号 新潟日報メディアシップ5F
○開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
○休館日:月曜日(4月30日(月)は開館)、5月1日(火)
○料 金:一般500円、学生(高校生以上)300円、子ども(中学生以下)無料
20名以上の団体は、各料金から2割引き
○問い合わせ先:にいがた文化の記憶館(TEL 025-250-7171)