画廊での個展を中心に制作・発表している木版画家 木村繁之（1957-）の展覧会です。多摩美術大学の学生時代から線描を活かした「木版画らしくない木版」を作っていましたが、次第に窮屈さを感じるようになり、1994年からは「色」と向き合い、木版画本来の特性を否定せず制作できるようになったといいます。今展では水性木版の美しい色彩で構成される木村繁之の世界を個人コレクションを中心に展覧いたします。