生誕110年 木版画家 星襄一 展Ⅰ ― 光を求めて ―

開催日
2023年4月1日(土)~2023年6月4日(日)
会場
星と森の詩美術館  新潟県十日町市稲葉1099-1  

イベント詳細

星襄一(1913-79)は、武蔵野美術学校(現 武蔵野美術大学)を42歳で卒業。その後木版画を独習し、木版画家として歩むことを決めました。
初期の木版画には、星自身の迷う心が現れているような作品が続きます。やがて、迷いの雲間から現れたのは自身の姓である「星」でした。星をテーマとすることで、光の表現が始まります。星々の動きに心を躍らせ、それはやがて銀河となり地上へ降りて来ます。それと同時に星の視線も地上に降りて来ました。
しかし、地上に光をもたらすのは星だけではありません。太陽の光がありました。地上で「星」と同じ思いを託せるモチーフとして登場した「樹」。地上に降り来ることで星は太陽の光を手に入れ、金銀箔を効果的に用いることで星襄一の「樹」は唯一無二の表現を手に入れたのです。
遅い出発から20年余、一気に駆け抜け約400点もの作品を残した星襄一。今展では、自身を信じ、光を求めて道を探り続けた星の姿を、作品を通して追っていきます。

お問い合わせ先

星と森の詩美術館
電話 025-752-7202 FAX 025-752-7203

投稿者: 星と森の詩美術館
掲載日時: 2023年4月14日 21:10

一覧へ戻る