新潟市文化財センター◎新潟市文化財センター・史跡古津八幡山弥生の丘展示館合同企画展「水田下に沈んだ縄文時代の遺跡」

開催日
2024年9月14日(土)~2025年3月23日(日)
会場
第1会場:新潟市文化財センター 新潟市西区木場2748-1  第2会場:史跡古津八幡山弥生の丘展示館 新潟市秋葉区蒲ヶ沢264

イベント詳細

平成30(2018)年、江南区割野で道路建設工事に伴い、遺跡の有無を調べる試し掘りを行いました。その結果、現在の水田や畑の下の洪水堆積層から平安時代(約1200年前)や古墳時代(約1700年前)の遺物、さらにその下の砂丘砂からは縄文時代終わり頃(約3000年前)の土器や石器が大量に見つかりました。この遺跡は小字名から道正遺跡・岡崎遺跡と名付け、令和元(2019)年から令和3(2021)年にかけて本発掘調査が行われました。
これらの遺跡は亀田砂丘の延長上にあり、この砂丘の一部が新潟平野の沈降に伴い水田下に埋没したものと推定されます。いずれの時期においても遺跡の周りには潟湖や湿原が広がっていたことでしょう。砂丘では、土器の原料となる粘土や、石器の材料となる岩石などは採取できません。それらはどこから運ばれてきたのでしょうか。
今回の企画展では、縄文時代の道正遺跡と岡崎遺跡に焦点をあて、少しずつ弥生時代に近づいてゆく時期の他地域との交流や土器の変化を探ります。
なお、本企画展は文化財センター(第1会場)史跡古津八幡山弥生の丘展示館(第2会場)との合同企画展となります。
第2会場では、鳥屋遺跡(北区)や大沢谷内遺跡(秋葉区)など道正遺跡と同じように水田の下に沈んでいた縄文時代終わり頃の遺跡をご紹介します。

【開館時間】

文化財センター 平日:午前9時~午後5時 土・日・祝日:午前10時~午後4時

史跡古津八幡山弥生の丘展示館 午前10時~午後5時

【休館日】

毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)、11月26日(火)、12月28日(土)~1月3日(金)、2月12日(水)、3月21日(金)

お問い合わせ先

第1会場:新潟市文化財センター 電話:025-378-0480
第2会場:史跡古津八幡山弥生の丘展示館 電話:0250-21-4133
メール:bunkazai@city.niigata.lg.jp

投稿者: 新潟市文化財センター
掲載日時: 2024年9月24日 13:49

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