天津神社の稚児の舞

Q.「稚児の舞」ってなに?
A. 糸魚川市の天津神社の春季大祭で奉納される舞楽です。
こどもたちによる舞が多いため、「稚児の舞」とも呼ばれています。
Q.稚児の舞のはじまりは?
A.天津神社の舞楽・稚児の舞は、300年以上前から続いているといわれています。舞楽は中国大陸や朝鮮半島から伝わり、奈良・平安の時代に都で盛んだったといわれています。
稚児の舞は、古い形式を残しながら、この土地ならではの郷土色も織り込まれ、美しく優雅なことで知られます。
Q.稚児の舞はどんな舞なの?
A.こどもたちが神様に捧げる舞です。全部で12ありますが、そのうち5才から12才までのこどもの舞が多くあるため、こどもが主役の祭りともいえます。この稚児の舞は、毎年4月10日と11日に行われる天津神社の春季大祭で見ることができますが、4月10日は新衣装、4月11日は昭和時代に作られた旧衣装で舞われます。
昭和55年(1980)に「糸魚川・能生の舞楽」として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。