ヒスイ
Q. ヒスイって何?
A. ヒスイは宝石の一種です。宝石の中で最も硬いダイヤモンドよりも割れにくい性質を持っています。
新潟県の「県石」、そして「国石」に選ばれている日本ならではの石です。
Q. ヒスイはどこで採れるの?
A. 国内だと新潟県糸魚川市やその周辺地域が最大の産地です。
世界では、ミャンマー、ロシア、カザフスタン、アメリカ、グアテマラ、ドミニカ、インドネシア、イタリアなどで採れます。
Q. 糸魚川のヒスイはいつ頃からあるの?
A. 糸魚川のヒスイは約5億2,000万年前に地下の深い所でできたものです。
糸魚川では、今から5,500年ほど前の縄文時代から、ヒスイを装飾品に加工して交易していました。世界の中でも古いといわれているメソアメリカ(現在のメキシコ周辺)のヒスイ文化は約3,500年前なので、糸魚川は世界最古のヒスイ文化といえます。
Q. ヒスイはどんな色があるの?
A. ヒスイは、緑色が有名ですが、他にも白や薄紫、青、黒色のヒスイがあります。また、緑色の中にも深い緑から薄い緑まで、さまざまな色合いがあります。
Q. ヒスイは何に使われたの?
A. ヒスイはダイヤモンドよりも壊れにくく、硬くて重いことから、縄文時代の人々は、石斧などを作る時のハンマーとして使い始めました。その後、ヒスイの美しさをいかした大珠と呼ばれる細長い玉や勾玉などのアクセサリーに加工するようになりました。ヒスイでできたアクセサリーは、特別な人のみが身につけることができた重要なアイテムでした。