おとぼけ眼がかわいい、ねずみの「フレデリック」に会いに。
現在、新潟市中央区の県立万代島美術館で開催されている「みんなのレオ・レオーニ展」に行ってきました。
赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語「スイミー」。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれています。作者のレオ・レオーニ(1910 – 1999)は、イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、「あおくんときいろちゃん」で絵本作家デビュー。その後、40冊近い絵本を世に送り出しました。 まず、驚いたのは、彼のグラフィックデザイナーとしての才能とセンスの良さ。企画展では、彼が手掛けた数々の雑誌のカバーや作品を見ることができます。
絵本の原画を見ると、実はマーブル模様に色付けされた紙を貼り合わせて描かれているなど、細部にまでこだわって作られていることが分かり、絵本で見るよりもとても印象に残りました。
また、アクリル板にアクリル絵の具を押し付けるなど、様々な作画方法を動画で見ることができ、とても感心しました。
会場では、絵本を読むことができるコーナーや、子供が工作を楽しむことができるコーナーもあります。
久しぶりに絵本を読んでみると、日本語訳が詩人の谷川俊太郎さんのものが多く、詩的で少し哲学的で、子供向けというよりは、むしろ大人が十分楽しめました。
展覧会は12月16日(日)まで開催されています。ぜひお出かけください(^^)!
グッズも充実しています!
★☆★☆★「みんなのレオ・レオーニ展」★☆★☆★
■会 期:~2018年12月16日(日)
■会 場:新潟県立万代島美術館(新潟市中央区万代島5の1 万代島ビル5階)
■開館時間:10:00~18:00(観覧券販売は17:30まで)
■休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
■観 覧 料: 一般1,100円、大学・高校生900円、中学生以下無料