映画「瞽女(ごぜ)GOZE」の製作発表会がありました!

かつて、瞽女(ごぜ)と呼ばれた視覚障害者の女性の芸能者集団がありました。  瞽女は、各地を旅しながら村々で三味線や唄などの芸能を披露しながら生活の糧を得ていました。

娯楽が少なかった時代、瞽女による三味線や唄は人々に、歓迎されました。                                                            瞽女の活動は、全国各地に見られましたが、最後(昭和50年代初頭)まで活動が続いていたのが新潟県でした。

左から瀧澤監督、吉本実憂さん、川北のんさん、中島ひろ子さん、綿引勝彦さん、  溝口新潟県副知事、國定三条市長

            

今回、最後の瞽女の1人と言われている三条市出身の小林ハルさん(1900~2005)をモデルとした映画が製作されることになり、その製作発表が1月16日(水)に新潟市内のホテルで開催されました。
映画監督の瀧澤正治さんのあいさつの後、出演者の紹介がありました。

(主な出演者(敬称略))
  ハル役(幼年期)川北 のん  (青年期)吉本 実憂
  トメ(母親)役 中島ひろ子   爺様役 綿引 勝彦

2月から本格的な撮影が県内で始まります。映画では、県内各地の美しい光景なども織り込まれる予定です。
公開は2020年春を予定しています。
 

瞽女としての活動はなくなりましたが、瞽女が担っていた三味線や唄などの音楽は今でも県内各地で継承されています。                 

今年秋には「国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭」が県内で開催されますが、期間中には、瞽女文化についてのシンポジウムの開催も予定されています。                                  

これを期にかつて新潟に存在した瞽女の文化について、触れてみてはいかがでしょうか?

瞽女の歴史については、以下の特集記事も併せてご覧ください。

(越後の瞽女前編)    https://n-story.jp/topic/84/page3.php    H27.1
(越後の瞽女後編1)https://n-story.jp/topic/96/page1.php    H28.1
(越後の瞽女後編2)https://n-story.jp/topic/96/page2.php    H28.1

 

また、映画「瞽女GOZE」公式サイトもご覧ください。http://goze-movie.com/

 

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