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牛の角突つのつ

Q. 牛の角突つのつきはどんなことをするの?
A. 牛の角突きは、伝統的でんとうてきな行事のひとつで、牛同士が角をぶつけ合います。
 新潟県にいがたけんでは、長岡市ながおかし山古志地区やまこしちく小千谷市おぢやしで行われています。

Q. 牛の角突つのつきはいつごろから行われているの?
A. 牛の角突きの歴史れきしは古く、1,000年前ともいわれています。
 むかしから運搬うんぱん農耕のうこうに牛は貴重きちょうはたらとしてわれていました。地域ちいきのおまつりの行事として牛の角突きが行われていたといわれています。

Q. どうやって勝敗しょうはいが決まるの?
A. 長岡市ながおかし山古志地区やまこしちく小千谷市おぢやしで行われている牛の角突つのつきは、牛がきずつかないように引き分けにします。勢子せことよばれる男の人たちが、はげしくぶつかり合う牛の間に分け入って牛を引きはなしたり、取りおさえて引き分けにします。

勢子が牛の間に入って牛を引き離す

 

Q. 牛の角突つのつきは今でも見ることができるの?
A. 今でも牛の角突きは開催かいさいされています。山古志闘牛場やまこしとうぎゅうじょう小千谷闘牛場おぢやとうぎゅうじょうで毎年4月〜11月に見ることができます。

Q. どんな牛が角突つのつきをしているの?
A. 参加さんかする牛の多くは東北地方とうほくちほうから来た南部牛なんぶうしです。元々は南部鉄なんぶてつを運んできた牛が運搬うんぱん農業のうぎょう貴重きちょうはたらとして地域ちいきに根づき、角をき合わせることを楽しむようになったそうです。

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