バタバタ茶

糸魚川に古くから伝わる「バタバタ茶」は、煮出したお茶にごく少量の塩を入れ、茶筅で泡立てて飲むという珍しい風習です。同じような喫茶形態は、全国でも数例しか現存していません。バタバタ茶はたて茶(振り茶)とも呼ばれ、そのユニークな名前の由来は、お茶をたてるときの音、または朝のあわただしくバタバタしたときにたてることから名付けられたと伝えられています。近所の人が囲炉裏や火鉢のまわりに集まっては、お茶の泡で空腹を紛らわし、おしゃべりを楽しんでいたようです。郷土の文人・相馬御風(そうまぎょふう)は、バタバタ茶をとても良い風習だと「野を歩むもの」という本に書き記しています。

出典:『相馬御風とバタバタ茶』(チラシ)
提供元:バタバタ茶の会および糸魚川市教育委員会文化振興課
画像提供元:バタバタ茶の会

所在地

糸魚川市

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月5日 19:40

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