東工業地帯の真ん中に位置し、集落の移転前は近隣住民の憩いと信仰の地でした。市川神社のあった位守山は周囲に水濠をめぐらした円形の塚で、塚上に御祠が祀られていました。位守山が古墳なのか、醍醐天皇の延喜式内社なのかについてはまだ研究の余地があるようです。
いまは位守山公園として、松、桜にまじり様々な雑木林がはえ、水濠には朽木が浮かび、ヒブナやかえるなどの小動物または鳥の生息地として工業地帯にぽっかりと浮かんだ貴重なビオトープとなっています。
出典:
『果樹と海の王国 聖籠町』
提供元:聖籠町 産業観光課
画像提供元:
聖籠町 産業観光課