分谷地A遺跡は、胎内市を流れる胎内川左岸標高100メートルの熱田坂地区に位置する。調査の結果、住居、墓地、廃棄場などの遺構や植物採集に関連した多くの磨石や石皿類、狩猟に関連した尖頭器や石鏃、漁撈に関連した石錘や土錘などが出土した。また当時の人々の精神文化を示唆する土偶や石棒・装身具類もみつかった。
現在の美術工芸に劣らない優れた縄文時代後期の漆製品が35点発見され市指定文化財に、内21点が県指定文化財となる。
平成15年2月28日 県指定有形文化財「考古」
所在地:胎内市黒川村熱田坂
出典:
『胎内市の文化財』
提供元:胎内市教育委員会生涯学習課