むかし、百合若という若者が、いくさの途中嵐に遭い、島(現在の聖籠観音の森)に流れつき、その島で出会ったかしこい鷹を『緑丸』と名付けてかわいがりました。百合若は「都に帰りたい、迎えに来て欲しい」という手紙を緑丸に持たせ、故郷に飛ばしました。緑丸は見事手紙を届けて帰ってきましたが、疲れ果てて死んでしまいました。緑丸のおかげで、百合若は都に帰ることができました。その後、えらいお坊さんが緑丸のためにお堂を建てて籠ったということです。いつしか、そこは聖者が籠る山「聖籠山」と呼ばれるようになったそうです。
これが聖籠町の由来となり、聖籠町の歴史はここからはじまったのです。
出典:聖籠町観光協会ホームページ
提供元:聖籠町 産業観光課
画像提供元:聖籠町観光協会