乙宝寺三重塔附棟札(むねふだ)一枚

この三重塔は、村上城主村上忠勝が願主となり、慶長19年(1614)起工、元和6年(1620)村上城主堀丹後守直奇のとき完成した。棟梁は京都の小島近江守藤原吉正。棟頂の九輪に、貞享年間(1684~87)の再興の刻銘がある。塔の建築様式は、純和様の三層塔婆で、内外とも絵様・繰形など装飾をはぶき簡素であるが、全体の形が荘重で、しかも均衡がうつくしく、周囲の老杉と調和して重要文化財としての風格を示している。
大正12年(1923)特別保護建造物に指定され、昭和26年~28年に解体修理し、往時の姿に復元された。
大正12年3月28日、国指定文化財「建造物」

所在地:胎内市乙(きのと)1112

出典:
『胎内市の文化財』
提供元:胎内市教育委員会生涯学習課

画像提供元:
新潟県写真家協会

所在地

胎内市乙1112

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年3月31日 23:27

一覧へ戻る