新発田藩主溝口家の菩提寺で、溝口家は外様大名でありながら一度も転封されることがなかったので、初代秀勝侯以来、10代までの歴代藩主と夫人の墓がまつられています。
昭和48年の都市開発による墓塔の一部移転と縮小が惜しまれますが、近世大名の墓地景観を伝える貴重な存在といわれています。
市有形文化財の山門と本堂、経蔵など歴史的建造物があります。境内の市保存樹木、城東窟の桜は三代将軍家光公の寄進と伝えられ、県北最大のしだれ桜で樹齢約380年といわれ、毎春見事な花を咲かせています。
出典:
『城下町新発田十万石物語 第3号』
提供元:新発田市役所産業振興部観光振興課