犬伏の炭坑跡地の真ん中を流れる渋海川に、普通の水面より一段高い谷底の平らな岩があり、その表面にある無数の丸い堅穴のことを指します。かつては百欠・歐欠とも亀欠とも呼ばれていましたが、この堅穴を学者は”ポットホール”と名付けました。川床が隆起や侵食現象で現れている所は全国各地で見ることができますが、松代のポットホールのように淡水の川で無数に穴が現われているのは全国でも稀であり、また、渋海川ではこの場所にだけ存在していることで、学術的にも注目されています。
出典:『田舎はいつまでも田舎であってほしいから(村山達三著)』
提供元:特定非営利活動法人ほくほく村