宝暦10年(1760)に、松代村観音祭りの名が松代町史の町史年表に出ております。二百数十年もの歴史ある観音祭り、柏崎のえんま市と並ぶ県下の三大市の一つと言われるほど賑わった祭りであると聞いております、この祭りは、松代の十王堂に安置されている馬頭観世音菩薩の祭礼に合わせて開かれた市であり、十日町・小千谷・柏崎・上越方面から商人が入り数十軒の小屋が立ち、近郷から大勢の人が集まってきてサーカスや芝居小屋も建ち、茶屋も設けられたとあります。現在でも7月19日~20日に以前ほどではないが、露店が並び昼は民謡流し、夜は花火大会等でにぎわいを見せている。
出典:『田舎はいつまでも田舎であってほしいから(村山達三著)』
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