鳥追い

数日前から子供達が仲間を集めて雪でかまくらを造り、14日の夜になると拍子木を打ち、鳥追い歌を歌いながら集落中を回り、最後に自分達の雪穴に帰って、餅や菓子や持ち寄ったご馳走を食べて一夜を過ごすのである。鳥追いとは、地域の田畑を鳥の害から守る行事として子供達に伝承されて来ている。鳥追い歌はその地域によって異なるし方法も違っているのである。地域によっては持ち回りで鳥追い宿を提供するとあるが、いずれにせよ雪国の子供達に地域の協働性を育む一つの手段としたものではないかと思う。

出典:『田舎はいつまでも田舎であってほしいから(村山達三著)』
提供元:特定非営利活動法人ほくほく村

所在地

十日町市

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月12日 15:00

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