貞享5年(1688)の羽黒神社火災後に本殿として建立されたもので、棟札によれば元禄3年(1690)に村上城主榊原氏が造営寄進、大工は片岡角兵衛とされています。当初は現本殿の位置にありましたが、明治14年(1881)に現本殿の新築にあたり摂社として後方へ移され、その後さらに現在地に移されました。内側・外側ともに鮮やかな丹塗りとなっていて、斗拱・蟇股は極彩色、柱や扉回りは漆塗り、その他黒漆を塗った部分もあり、桃山時代の建築様式の豪華さを伝えています。昭和44年(1969)に県の文化財に指定されています。
出典:村上市観光協会ホームページ
提供元:村上市観光課
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