中世越後北部の国人領主として勢力を築いた色部氏の居館及び山城で、15世紀末期には城が存在していたものと考えられます。中世後期の色部氏は越後守護上杉家に従い、慶長3年(1598)に上杉家が会津へ移ると色部氏も越後を離れ、平林城は廃城となりました。平林城の遺構は標高281メートルの要害山(山城部分)と山麓(居館部分)にみられ、居館部分には虎口・堀・土塁などの中世遺構が良好に残っています。昭和53年9月に国の史跡に指定されています。
出典:村上市ホームページ
提供元:村上市生涯学習課
画像提供元:村上市生涯学習課