南部神社百八灯

長岡市森上(もりあげ)の南部神社は、奥州盛岡の地から勧請されたといわれています。森上には、南北朝の動乱期に、後に南朝方の総帥となる新田義貞が鎌倉幕府打倒をめざして上野国で挙兵したとき、早速、二千の兵を率いて駆けつけた越後妻有の豪族大井田一族に義貞挙兵を知らせたのが南部神社の山伏であったという言い伝えがあります。神社の境内には、狛犬とともに猫の石像が建ち、南部神社が別名「猫又権現」と呼ばれる所以になっています。猫の石像は、かつて、養蚕が盛んだった頃、鼠から蚕を守ることを祈って建てられたものといいますが、石像の猫が招き猫に通じ、商売繁盛や運気上昇に霊験のある神様として、栃尾地域外にも信者をもっています。この神社の最大の呼び物は、毎年5月8日の夜に行われる百八灯です。百八灯は南部神社のご加護を願う信者が神社へ通じる石段の両側に、一人、百八本の蝋燭を奉納するもので、真っ暗な闇の中に数千本の蝋燭の灯が揺れる美しさは筆舌では表現できません。

出典:長岡市栃尾支所商工観光課
提供元:長岡市栃尾支所商工観光課
画像提供元:長岡市栃尾支所商工観光課

所在地

長岡市森上1062(南部神社)

お問い合わせ先

(一社)栃尾観光協会(電話0258-51-1195)

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投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月8日 22:18

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