樺沢城跡

「樺沢城跡」は上越国際スキー場前駅から徒歩5分、越後府中へ通じる栃窪峠、大沢峠を背後に控え、関東の玄関口である三国街道、清水街道の分岐点をおさえる優れた位置にあります。「御館の乱」では北条軍侵攻の最前基地で上田口攻防の拠点となった古戦場です。四季折々の眺望を満喫できる本丸跡は標高304m。眼下500m先に上田山大儀寺跡、その先2㎞に仙石城跡、更に直路城につながる清水街道、その北手前に大木六殿屋敷跡、中野館跡など中世の史跡、往時の上田庄(うえだのしょう)が一望できます。東方面には巻機山、金城山、八海山、中ノ岳を望み、わずか8㎞先には坂戸城跡があります。城郭は樺沢城の帯曲輪(おびくるわ)が二重に取り囲み、中腹以下を三重四重に空堀と土塁が鉢巻き状に取り巻く堅固な築城(囲繞堀=いじょうぼり)で、県下では他に例がありません。
往時に想いを馳せながら三ノ丸跡からニノ丸跡、帯曲輪へ。本丸跡からの眺めには誰しも息をのむほどです。西ノ丸跡は城跡公園の彩りが濃く漂っています。さらに九条の堅堀跡を訪ねるもよいでしょう。
遊歩道散策で草花をめで、木陰に浸るなど、幼児から高齢者まで、年齢相応に史跡公園の雰囲気が楽しめます。

出典:
『樺桜の郷』
提供元:樺野沢まちおこし委員会

所在地

南魚沼市

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月6日 23:00

一覧へ戻る