村上駅の東方、通称「お城山」の名で親しまれる臥牛山には、かつて村上城(舞鶴城)があり、現在は城跡だけが残されています。舞鶴城は十六世紀前期に本庄氏によって築かれたものと推定されており、元和四年(一六一八)に堀丹後守直竒が城主となったとき、城下町の整備、城の大改造を行って、山頂に天守櫓をはじめ諸櫓が建てられました。しかし、寛文七年に落雷で焼失し、その後は再建されませんでした。
山頂からは城下町・村上の町並みや母なる三面川、そして日本海に浮かぶ佐渡島まで見渡せます。平成五年六月八日に、国の史跡指定を受けています。
出典:
『村上めぐり』
提供元:村上市 商工観光課