越後国府

現在の福井県から青森県にわたる日本海沿岸一帯は、かつて越(高志)の国と呼ばれていた。その後、越前・加賀・能登・越中・越後・出羽の6国に分割され、それぞれに国府が置かれていた。
国府とは、日本の奈良時代から平安時代に、令制国の国司が政務を執る施設が置かれた場所や都市のことで、越後(新潟県)では頸城(久比岐)郡の直江津に置かれたと言われている。これは現在の上越市の海岸部である。国府の置かれた地方を「上越後(かみえちご)」と呼び、略して「上越(じょうえつ)」と呼ばれるようになった。
頸城直江津に国府が置かれたのは、蝦夷対策のために軍を集結させるのに便利な場所であったためと考えられている。

所在地

上越市

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年3月31日 03:30

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