本成寺節分鬼おどり

法華宗総本山本成寺の節分会の一大行事として行われる鬼おどりは、室町時代本成寺の僧兵と農民が力を合わせて戦乱を鎮圧した古事にならい、悪魔祓いの形で節分の豆まき行事として続けられています。本成寺本堂の厳粛な空気の中に響き渡る鬼たちの叫び声と鋸・斧などの金物を持ち大暴れするその姿は迫力満点です。最後は鬼に皆で豆を投げつけて退散させ、平和と安全を祈ります。
赤鬼 … 全ての悪心の象徴で、豆をぶつけることで自分の中にある悪い心が取り除かれます。
青鬼 … 人間の価値は徳を積むことであり、貧相な自分に豆をぶつけ福相、福徳を願います。
黄鬼 … 我執(がしゅう~我を通すこと)にとらわれず公平なる判断がいつもできる心を願い豆をぶつけます。
緑鬼 … 不摂生の自分を顧みて、体を健康に保つことを自分に言い聞かせながら豆をぶつけます。
黒鬼 … 不摂生の自分を顧みて、体を健康に保つことを自分に言い聞かせながら豆をぶつけます。
三途川婆(そうずかば) … 三途の川で死者の着物を剥ぎ取るといわれ、強欲なる女の心を表します。女性は自分を顧みて反省しながら豆をぶつけます。

出典:
三条ガイドブック『遊びこねかね三条』
提供元:三条市経済部観光課

画像提供元:
公益社団法人 新潟県観光協会

所在地

三条市

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月8日 22:54

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