1746年(延享3年)に、幕府直轄領として、水原城館跡に代官所が設置され、初代代官として内藤十右衛門が着任しました。代官所の支配地は阿賀野市をはじめ、北蒲原各地や中蒲原・南蒲原・岩船の一部など複雑に分布し、支配高は6~10万石に及びました。代官所の主な機能は年貢の徴収や民政ですが、特に水原代官所の場合はこの地方の豊かな生産力を背景にした年貢収納を確保することや、福島潟の開発、及び新発田・村上藩の監視が主な目的でした。水原代官所は以降22代まで続きましたが、1868年(慶応4年)3月に戊辰戦争に伴い会津藩預かりとなり、その後西軍の侵攻により会津藩が退散したことによって同年7月に代官所は123年の幕を閉じました。廃絶から127年後の平成7年8月25日に復元いたしました。
出典:『阿賀野市ホームページ』
提供元:阿賀野市 商工観光課