見玉山 正宝院(けんぎょくさん しょうほういん) 見玉不動尊(みだまふどうそん)

町内の見玉にある、天台宗のお寺です。その由来は、文治元年、檀の浦の合戦で平家が滅びた翌文治二年、平清盛の家臣宮本木与左ェ門がお告げによって平家の守護神である不動明王を捧持して見玉村にいたって安置し、自ら初代住職となって正宝院が誕生しました。したがって、本尊は不動明王で、造の裏に「清盛内知見」の文字があったと伝えられています。
文政五年、伽藍四棟及び平清盛願文を焼失しましたが、本尊・不動明王は火災より難をのがれました。その後不動堂も大正三年焼失、大正八年に現在の不動堂が再建されました。本尊・不動明王は眼病に特に霊験があり、昔から多くの眼病治癒の逸話が残っています。
北方高所の中腹に登る石段七十段の上に本堂である不動堂が建ち、石段下の参堂入口に本堂を護持する正宝院と高さ二メートル半の金剛力士の仁王門を構えています。
本堂と参道は老杉巨木におおわれ、本堂へ登る石段に沿う岩石の間を流れ落ちる清水は各所に滝をつくり、境内は真夏でも暑さを感じさせない自然に恵まれた、郡内屈指の霊地といわれています。

出典:
『もっと知りたい つなんまち』(観光ガイド)
提供元:津南町観光協会

画像提供元:
津南町観光協会

所在地

津南町秋成9761

アクセスマップ

投稿者: 新潟県文化課
掲載日時: 2015年4月5日 21:54

一覧へ戻る