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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • 慶宮寺・八祖堂

    順徳上皇の皇子慶子女王とのかかわりがあったといわれる寺。見所は正徳3年(1713)建立の八祖堂(県有形)。内陣に八角の回転厨子があり、金輪仏頂・大日如来・八祖大師と、居ながらにしてすべて参拝できるという珍しい堂。 出典: […]
  • 長谷寺・五智堂

    大和の長谷寺を模したといわれる大同2年(807)開基の古刹。世阿弥が松ヶ崎から峠を越えて長谷寺に至ったことが、「金島書」に書かれている。参道のボタンの古木も美しく、まさに初瀬の趣。ここでは平安期の観音3尊(国重文)や五智 […]
  • 藤波友忠(胎蔵寺)

    伊勢祭主「藤波友忠」は、夜な夜な田畑を荒らす荒馬を静めるため、胎蔵寺に絵馬を奉納し、見事に馬を静めたという。絵馬と庶民信仰の関係の深さが窺がえる話である。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 小倉実起(観音寺)

    小倉実起は、自分の娘が第一皇子をもうけているのに、皇位継承させようとしない天皇に抗議したため、天和元年(1681)に父子3人で配流になった。実起らは流人ではあったが、生活は束縛されなかったので、奉行所の役人や山師、町人な […]
  • 小泊須恵器窯跡(こどまりのすえきかまあと)

    大正初年に発見された多くの窯跡で、その規模は北陸最大とも言われている。カメ畑2号窯跡は県指定記念物(史跡)。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 新穂玉作遺跡

    昭和13年(1938)に新穂の計良由松が、国仲平野の水田地帯で弥生土器・赤玉石・碧玉製の管球などを発見。これらの遺跡が赤玉石(鉄石英)と青玉石(碧玉)を用いて細形管玉を制作する玉作遺跡であることを明らかにした。 出典: […]
  • 円照寺

    旧円満坊(天正17年真光寺守家となる。)この寺にも木食行道の作った子育て地蔵が残っている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 石名清水寺

    木食弾誓の遺跡に江戸時代になって建立された。慶長のはじめ、木食弾誓が修行したという清水寺の奥の院「檀特寺」に、天明期、弾誓を慕って上った木食行道は釈迦堂を再建した。ここに納められた薬師如来像・地蔵菩薩像や梵字版などが、現 […]
  • 木食仏(もくじきぶつ)

    木食上人が残した木彫りの仏像木食仏。木食上人(木食行道)が、天明の初めに佐渡に渡り、精力的に島内各所を廻って仏堂を再興し、仏像と書道軸を残した形跡からもわかるように、全国的にみても多くの遺跡や遺品が島内に残っている。行道 […]
  • 妙宣寺

    県内唯一の五重の塔(国重文)で知られる寺。順徳上皇に供奉した阿仏房日得とその妻千日尼開基と伝えられ、流された日蓮上人に篤く仕えたという。境内が城のように感じるのは、かつて竹田本間氏の居城だったため。寺には、日野資朝の墓所 […]
  • 小比叡神社

    小木地区の蓮華峯寺にある小比叡神社の石鳥居(国重文)。慶長13年(1608)、佐渡初代奉行大久保長安と弟安政が檀那となり、蓮華峯寺住職快宥建立の刻銘がある。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 蓮華峰寺

    佐渡が皇城の鬼門にあたるとして、弘法大師が開基したといわれる古刹。嵯峨天皇の勅願寺であったともいわれ、金剛寺・室生寺とともに真言の霊地。金堂は室町時代の建物で、弘法堂・骨堂とともに国の重要文化財に指定されている。7月には […]