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聖籠町

海沿いの街らしい景観が広がる

新潟県の海岸地帯の北部に位置する聖籠町。県内生産量1位を誇るさくらんぼのほか、ぶどうや梨など、砂丘地の特性を活かした果樹栽培が盛んです。海風から町を守る防風林・防砂林としての役割がある海岸沿いの松林は、町のシンボル的景観としても親しまれています。中でも、迫力のある「根上がり松」は、町指定天然記念物。推定樹齢800年以上と言われる黒松で、その昔、新発田藩主が庭師を遣わせ手入れさせたと伝えられています。また、聖籠町という地名は、同町に境内を構える「宝積院(ほうしゃくいん)」の縁起に由来します。平安時代に僧侶(聖)が来て、堂舎を建てて山に籠ったことから、当時の人々は宝積院が建てられた山を「聖籠山」と呼んでいました。そこから、「聖籠」という地名が生まれたと言われています。

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