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地域文化 データベース
聖籠町
海沿いの街らしい景観が広がる
新潟県の海岸地帯の北部に位置する聖籠町。県内生産量1位を誇るさくらんぼのほか、ぶどうや梨など、砂丘地の特性を活かした果樹栽培が盛んです。海風から町を守る防風林・防砂林としての役割がある海岸沿いの松林は、町のシンボル的景観としても親しまれています。中でも、迫力のある「根上がり松」は、町指定天然記念物。推定樹齢800年以上と言われる黒松で、その昔、新発田藩主が庭師を遣わせ手入れさせたと伝えられています。また、聖籠町という地名は、同町に境内を構える「宝積院(ほうしゃくいん)」の縁起に由来します。平安時代に僧侶(聖)が来て、堂舎を建てて山に籠ったことから、当時の人々は宝積院が建てられた山を「聖籠山」と呼んでいました。そこから、「聖籠」という地名が生まれたと言われています。
地域文化
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位守(いもり)山史跡公園
東工業地帯の真ん中に位置し、集落の移転前は近隣住民の憩いと信仰の地でした。市川神社のあった位守山は周囲に水濠をめぐらした円形の塚で、塚上に御祠が祀られていました。位守山が古墳なのか、醍醐天皇の延喜式内社なのかについてはま […] -
絆己楼(はんきろう)・大野家表門
幕末の塾舎、絆己楼は、嘉永6年(1853)に大野敬吉先生が私塾として建て、その名を命名しました。階上の10畳2間を教室として、階下の12坪半(畳37.5枚の広さ)の板間を剣道場としていました。幕末の塾舎のほとんどが失われ […] -
聖籠山宝積院(ほうしゃくいん)
緑丸の菩提のために、天平9年(737年)泰澄大徳が彫刻したものといわれる十一面観世音菩薩と二王尊を納め祀ってあるのが宝積院の観音堂と二王門。新発田城主初代溝口秀勝候が聖籠山観音寺を深く信仰され、慶長13年(1608年)7 […]