栃尾市街地から南東へ約6kmほど離れた清流と緑の里「栃掘(とちぼり)」の村社「巣守神社」で、毎年2月第2土曜日の夜に開催される行事。大祭は、厳寒の夜、長さ1メートルの大ローソクを抱えた若者を先頭に、下帯一丁のわらじ履きの男達が神社の拝殿になだれ込んで始まります。裸の男達がぶつかり合い、押し合い、押し合いが最高潮に達する頃、福札の撒与が始まります。拝殿の中は、「サンヨ、サンヨ」の掛け声と福札争奪の熱気でむせかえり、その熱気は、夜の更けるのを忘れて、いつまでも静まりません。雪国「とちお」の冬の風物詩「巣守神社裸押合大祭」の起源は、天正年間であるといわれ、祭神の毘沙門天へ五穀豊饒と一陽来復を願って行われるものです。
出典:長岡市栃尾支所商工観光課
提供元:長岡市栃尾支所商工観光課
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