栃尾城跡(県指定文化財)
市街地の西方に天高く城型のシルエットを描いているのが栃尾城のおかれた鶴城山(227m)である。市内に20を超える砦(支城)が築かれ、消長を遂げてきたが、これらの中心(本城)をなした。南北朝時代の創始といわれ、本丸以下の諸曲輪を空堀で仕切り、さらには山腹まで掘通した大規模な縦壕などがある。また、膝下には、領主の館や家臣の屋敷を集めた根小屋(運営集団)をおき、さらに商工市場をその下流においた抜群の威容を誇る壮大な根小屋式の県内屈指の城郭である。
上杉謙信公は若き日、この栃尾城にいて城主・本庄実乃(さねより)の補佐により中越の動揺を鎮め、全国制覇への夢を馳せた。
出典:長岡市栃尾支所商工観光課
提供元:長岡市栃尾支所商工観光課
画像提供元:長岡市栃尾支所商工観光課