
file-72 にいがたのふるさとかるた
県立図書館おすすめ関連書籍
「もっと詳しく知りたい!」、「じっくり読みたい!」という方、こちらの関連書籍はいかがでしょうか。以下で紹介しました書籍は、新潟県立図書館で読むことができます。貸し出しも可能です。ぜひ、県立図書館へ足をお運び下さい。
▷『いろはカルタの文化史』
(時田昌瑞著/日本放送出版協会/2004年)請求記号:書庫/798 /To33▷『ことわざで遊ぶいろはかるた:日本のことば』
(時田昌瑞著/世界文化社/2007年)請求記号:388 /To33著者の時田氏(ことわざ・いろはカルタ研究家)は、ことわざの研究を進めていく過程で、古書展や骨董市に通ううち、いろはカルタの概要を知り、いろはカルタの新史料と出会ったということです。
上記の2冊では時田氏が、カルタには「子どもの遊び」という一般的なイメージとは違う側面、すなわち「大人の文化」として側面があると考え、新史料を通してその魅力を紹介しています。江戸時代から現代までのカルタの写真も数多く掲載されています。
▷『かるた』NHK美の壺』
(NHK「美の壺」制作班編/日本放送出版協会/2008年)請求記号:くらし/708 /B44 /35本書では大人がかるたを楽しむための3つの視点が挙げられています。まず、「かるたは遊ぶだけにあらず 見て楽しめ」、次に「お見事!花札に込めた職人たちの知恵」、最後に「かるたは文化を映す鏡」という内容です。
巻末には「達人のことば」として、時田氏の解説があり、「いろはかるたは日本が世界に誇れる日本のことわざの精髄であり、最高の傑作、といっても過言ではないと思っている。」と述べられています。
全体で70ページ程度の頁数ですが、かるたを楽しむツボが押さえられ、読みやすい1冊です。
▷『光琳カルタで読む百人一首ハンドブック』
(久保田淳監修/小学館/2009年)請求記号:911.1 /Ku14江戸中期の画家、尾形光琳の「小倉百人一首歌留多」には上句100枚と下句100枚の合わせて200枚の札があり、九条家、鴻池家を経て、現在は個人蔵として保存されています。「上句の札にはそれぞれの歌人の像、(中略)下句の札にはそれぞれの歌意に合わせるように花鳥山水などを配した絵が描かれている」(本書p135より)もので、本書ではそれが百人一首の和歌とともにカラーで掲載されています。現代語訳や和歌の観賞に役立つ解説も載っていますので、光琳カルタと百人一首の両方を楽しむことができる1冊です。
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