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特集
新潟の文化を知る
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農家レストランでは、新鮮な農産物が味わえること、自然の中でリフレッシュできることだけでなく、地域の文化や歴史に触れられること、そして生産者との交流も、訪れる人を惹きつけます。食を通した交流は、アグリツーリズムや地産地消の流れに乗って、さらに大きく、さらに豊かに発展中。その新しい動きに注目します。
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あふれる緑、優しい里山の風景。街の中にはない豊かな自然に囲まれて、その土地で育まれた野菜や果物など、特産物を使った料理が味わえる農家レストラン。温かなおもてなしや方言に癒され、知られざるブランド食材の発見に驚く――目も舌も耳も、五感で楽しめる農家レストランが新潟県で増えています。その魅力をひもときます。
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高校演劇で生徒たちが演劇に出会うように、地域の文化施設やワークショップなどで演劇に出会い、その魅力に引き込まれていく人々もいます。年齢や職業、演劇経験の有無にかかわらず、「演劇が好き」という思いから集まり、作品を作り上げていく市民演劇。その広がりと成熟の過程に迫ります。
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新潟県では、今、高校演劇部の活動や、市民参加型の演劇やミュージカルが盛んになってきています。また、地域の文化施設を拠点とした、市民参加型の演劇やミュージカルも盛んです。子どもから大人まで、多くの人の心を捉えてやまない演劇の魅力、演劇を通して叶えたい夢や伝えたい思いを聞きました。
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旅芸人の哀愁を軽妙な踊りで表現する、歌舞伎舞踊の「越後獅子」。日本舞踊や三味線音楽、浄瑠璃にも影響を与え、多くの人に愛され続けてきました。一方、「角兵衛獅子」発祥の地・月潟村(現・新潟市南区月潟)では、昭和になって郷土芸能として再構築され、新たな一歩を踏み出していました。今、角兵衛獅子を舞う、若い伝承者たちの姿を追いました。
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獅子の頭(かしら)をかぶった子どもが軽やかに舞う角兵衛獅子は、越後平野のほぼ中央にある月潟村(現・新潟市南区月潟)が発祥の大道芸で、江戸時代には、遠く江戸や京などを巡って、大変な人気を博していました。そのお囃子や踊りは長唄や歌舞伎として、また、郷土芸能として現在まで受け継がれています。
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ここ数年、地方公共団体が制作するインターネット配信のPR動画が話題を集めています。新潟市西蒲区が、特色ある区づくり事業の一環として、武蔵野美術大学(東京都)の学生と制作した短編映画「にしかん」。今年、国際的な映像作品コンテスト「ニューヨークフェスティバル」で2部門受賞し、注目を集めています。映画作りに込めた思いを、映画製作に関わった人たちに伺います。
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「かまど」、「へっつい」、「おくどさん」。地域で呼び名は変わりますが、台所の煮炊き用熱源は長い間、薪をくべるかまどでした。都市ガスが普及し1950年代に一度は姿を消しましたが、近年「モノを燃やす」ことで熱を発生させ、炊飯する方法と道具がリバイバル。おいしさだけでなく、エコの観点からも注目を集めています。
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米の生産量日本一の新潟県では、食味ランキングで28年間特A評価の絶対王者「魚沼産コシヒカリ」から、2017年デビューの「新之助」まで、おいしい米が作られています。その米をさらにおいしく炊き上げるため、伝統の炊飯道具を復刻して、今の暮らしに合わせて改良し、広めようという動きがあります。その古くて新しいモノづくりの現場を訪ねました。
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新潟県の千町歩地主は、江戸時代に成長した家と、明治時代に発展した家とに分けられます。その後、大正時代には、市島家、伊藤家、白勢家、田巻家、斉藤家の5家が並び立ち、全国でも最大級の規模を誇りました。彼らは、経済だけでなく、壮麗な邸宅の建築やその保存によって、地域に大きな財産を残しました。
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千町歩(せんちょうぶ)とは1000ヘクタール、東京ディズニーリゾート10個分ほどの面積です。それほど広大な田畑を有する大地主、千町歩地主は、大正13年(1924)の調査によれば、北海道以外にわずか9名。そのうち5名が新潟県在住でした。彼らが残した豪農の館を巡りながら、それぞれの家のドラマに満ちた歴史をひもときます。
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「ユネスコ世界ジオパーク」は、地質や自然・文化を守り、その上で、その地域を多くの人たちに知って、訪れてもらうことを目標に掲げています。糸魚川ジオパークでも、温泉の他に、古代のヒスイ伝説、中世の「塩の道」、また、登山やゴルフ、スキーなど自然と共存できるスポーツの魅力を付加して、発信しています。