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特集

新潟の文化を

  • 日本のポップカルチャーを形容する「かわいい」のルーツと言われる大正時代の「少女文化」。少女たちの生活の中に浸透していった「かわいい」デザインと竹久夢二や蕗谷虹児たちの挑戦を紹介します。
  • 大正から昭和初期にかけての日本では、モダンでおしゃれな絵や文学が流行し、乙女心をとらえました。その時代に活躍した人気アーティストの一人が、新潟県新発田市出身の蕗谷虹児(ふきやこうじ)です。虹児の作品を手がかりに「大正ロマンと昭和モダン」に迫ります。
  • 寒さや出前、立地という課題を克服するアイデアをメニュー考案のフックにして、味に活かし、進化してきた新潟のラーメン。後編では、新潟市と長岡市で、地域にしっかりと根付いた雪国ならではのラーメンを紹介します。そして、これまで登場してこなかった上越地区に注目し、5大ラーメンの次の「6」の可能性についても探っていきます。
  • 人口に対するラーメン店数で全国トップクラスを誇る新潟県。気候や風土、産業に合わせた特徴ある5種類のラーメンが生まれ、それぞれの地域で愛されてきました。なぜ5大ラーメンが生まれたのか、愛され続ける理由はどこにあるのか。ここでは、歴史を縦軸に、地域性を横軸にして、新潟の5大ラーメンの魅力をひもときます。
  • 「アンギン」は、縄文土器の底に残っていた編み目跡から、存在が明らかになった縄文時代の布です。雪国・新潟県の特産である麻織物の系譜をたどり、幻の布「アンギン」へ、さらに縄文の布へと、時代を遡っていきます。
  • 燃えさかる炎をかたどったような独特のフォルム。火焔型土器は、縄文時代中頃の約5,000年前に作られた土器のひとつの種類で、新潟県内の信濃川流域から多く出土しています。なぜ新潟県内に集中しているのか、なぜあの形なのか、そして、火焔型土器が作られた時代の「新潟」ではどのような暮らしがあったのか――土器を手がかりとして、古代の謎にせまります。
  • 第9回新潟出版文化賞優秀賞受賞作品「黄金と十字架―佐渡に渡った切支丹」の作者、玄閒太郎さんに創作の原点と作品に込めた思い、これからの目標について伺いました。
  • ゴールドラッシュに湧いた江戸時代の佐渡に、禁教令の後もキリシタンが存在していたことをご存じですか。第9回新潟出版文化賞優秀賞受賞作品『黄金と十字架ー佐渡に渡った切支丹』には、これまであまり語られなかった、佐渡のキリシタンが描かれています。その小説の舞台を巡りながら、歴史のなかに見え隠れするキリシタンの痕跡をたどります。
  • 平成12年(2000)に始まった「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。新潟県十日町市と津南町を舞台に、3年に1度開催される国際芸術祭です。それ以外の年も、美術館や常設のアート作品、季節毎に開催されるイベントを楽しむ人たちが県内外から集まってきます。その「足」として、また移動時間もアートにふれる「もう一つの会場」として、人々を運ぶ列車があります。ゆったりと、あるいは高速で――今回は2種類の観光列車をご紹介します。
  • 個性的なデザイン、豪華な食事やお酒、楽しい演出――観光列車が各地で誕生しています。そうした列車は単なる移動手段ではなく、乗ること自体がひとつの目的となり、新たな観光資源として注目を集めています。新潟県内でも、レトロなSL列車から近未来を思わせる新幹線まで、多彩な観光列車が走っています。今回は、観光列車の魅力と併せて、誕生までの経緯、込められた期待やこれからの目標についてご紹介します。
  • 新潟のクラフトビールブームは、醸造家だけでなく、彼らのポリシーやこだわりに共感し、多くの人に届けたいと行動を起こした提供者の存在なくしては語れません。クラフトビールが飲める専門店やビールイベントを立ち上げ、ブームを盛り上げる仕掛け人たち。その取り組みに迫ります。
  • 平成7年(1995)、日本初の小規模ビール醸造所が新潟県に誕生しました。当時は、その地域でしか飲めないビールということから「地ビール」と呼ばれ、すぐに、全国各地に300超の醸造所が生まれました。このブームはいったん沈静化しますが、今、味や品質の向上、アメリカのクラフトビール人気の影響により「クラフトビール」として第二次ブームを引き起こしています。今回の特集では、新潟県の8つの醸造所で造られる個性豊かな「ビール」を紹介します。