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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • 度津神社

    羽茂川河口から3㎞上ったところにある、佐渡一ノ宮として崇拝されている神社。山に抱かれるよう佇む風景は、佐渡式内社第一にふさわしい。祭神は、航海の神とされる。4月23日の例祭には、子供たちによる勇壮なやぶさめが奉納される。 […]
  • 妹背山

    この地域には妹背山という山があり、春には桜、秋には紅葉と季節を問わず美しい景観が広がる。近くには温泉保養施設「クアテルメ佐渡」もあり、散策後も楽しめる。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 羽茂川の鮎

    この地域には毎年多くの鮎が糊上する佐渡島内2番目に長い羽茂川があり、その美しい景観とともに、焼いた石の上に特産の味噌で土手を作り、その中で獲れた鮎を焼く「鮎の石焼」は美味で有名。明治の地理学者・志賀重昴は、世界五大美味の […]
  • 真法院の苔梅

    真法院の苔梅(市天然)は、順徳上皇お手植えの梅と伝えられている。木の幹を包んでいる苔の間から梅の花が咲くので、この名がつけられた。大正7年(1918)、羽黒山・羽黒神社の火事で焼失したが、その古木の根元から生じたのがこの […]
  • 箱根清水沐浴場

    羽黒山・羽黒神社の周辺にある箱根清水沐浴場の水源はドンデンにあるといわれ、どんな渇水期でも枯れたことがないと伝えられ、、湧水量は佐渡一といわれている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 羽黒山・羽黒神社

    羽黒神社は羽黒山(五月雨山)の山腹にある、京極為兼も歌に詠んだ羽黒修験の古い神社。3年に一度行われる羽黒神社祭りでは、神輿の渡御、鎌倉時代からのやぶさめの神事(県無形民族)が伝えられている。 出典: 『佐渡百選』 提供元 […]
  • 小木の海岸美

    小木地区の「矢島」は、良質の矢竹を産したところで、源頼政がヌエ退治に使った矢も、ここのものという。「経島」は文永11年(1274)、日蓮上人の赦免状をたずさえた日朗が、漂着し読経した所。浪曲「佐渡情話」の碑もある。このほ […]
  • 金北山(きんぽくさん)

    佐渡最高峰の山。標高1172m。もともとは北山と呼ばれていたが、1601年に佐渡金山が発見され、初代奉行の大久保長安によって「金北山」と名づけられた。女人禁制の山で、山に登ったおばあさんを神様が蹴落としたという伝説や、実 […]
  • 田切須(たぎりす)地区の照葉樹林帯

    真野地区・田切須にある、ヤブツバキの防風林(くね木)、北限のアカガシ林・椿の巨樹など。市指定天然記念物のヤブツバキ林、樹高8~10mのヤブツバキ300余株が群生する島内一の規模の林。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市 […]
  • 法乗坊(ほうじょうぼう)のエドヒガン

    法乗坊の跡地にあるヒガンザクラで、根元周り6.9m、目通り周り4.8m、樹高21m。地上から6~7mで6枝に分かれ、枝張りは東西南北ともに26mに及ぶ大木である。花期にライトアップされた美しさは素晴らしい。 出典: 『佐 […]
  • 諏訪山・城ヶ平

    【諏訪山】畑野地区の集落の南側に位置する諏訪山には、国見平と呼ばれる広い平坦地があり、その名のとおり国中平野が一望できる。 【城ヶ平】小佐渡山脈の山ふところ、国中平野を見下ろす標高150mの丘「城ヶ平」は、真野湾・両津湾 […]
  • 川茂(かわも)五所神社の神木

    佐渡市指定の天然記念物となっている。樹高30m、幹周5.3mの川茂杉。また、周辺の太郎杉公園の展望台には、実際に江戸末期に切られた日本一大きいといわれる杉の切り株が保存されている。この切り株には民話「川茂の太郎杉」にまつ […]