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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • 黒木御所跡

    順徳上皇の仮宮跡といわれ、皮つきのままの丸木で造られた粗末な宮であったところから、黒木御所と呼ばれたという。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 順徳上皇

    承久の変(1221)で鎌倉幕府の転覆に失敗し、24歳の若さで配流、在島22年。ついに帰京の願いはかなわず、46歳の時に絶食して果てたと伝えられている。順徳上皇を火葬した真野御陵(まのごりょう)や上皇の仮宮だった黒木御所跡 […]
  • 波題目碑

    日蓮上人が赦免された文永11年(1274)の3月、佐渡を去るべく真浦で最後の夢をむすんだ。翌朝、朝日に向かって合掌すると、海上の波間に「南無妙法蓮華経」の七文字が浮かび現れ、これを「波題目」として流布される霊園。一説では […]
  • 本行寺

    佐渡に着いた日蓮上人が3日3夜過ごした草庵の跡といわれ、近くに伝説の遺跡「おけやき」がある。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 妙照寺

    配流となった日蓮上人が、在島の大部分を過ごした寺。有名な「観心本尊抄」や「十界曼荼羅」を著し、教義を確立した霊跡である。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 根本寺

    日蓮上人が他宗の僧と「塚原門答」を戦わせ、「開目抄」を著わした三昧堂の地に、慶長12年(1607)、金山の山師・備前遊白が祖師堂を建立したことに始まり、山師・味方但馬が大寄進して出来た寺。 出典: 『佐渡百選』 提供元: […]
  • 日蓮上人

    「立正安国論」が鎌倉幕府の怒りに触れ、文永8年(1271)に配流。在島2年5ケ月で赦免、鎌倉に帰京。塚原の三昧堂(根本寺)で「開目抄」を著して自らの立場を明らかにし、一谷入道邸(妙照寺)に移されてからは「観心本尊抄」を著 […]
  • 神宮寺・銅鐘

    永仁3年(1295)の銘をもつ、高さ83cmの銅鐘(国重文)。鎌倉時代末期、国主北条宣時の武運を祈り、羽黒神社に奉納され、後に神宮寺に寄進された。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 長安寺・朝鮮鐘

    長安寺には、若狭(福井県)の海中から拾い上げられたものが寄進されたと伝わる、通称「朝鮮鐘」(国重文)がある。朝鮮鐘は口径60cm、厚さ16cm、龍頭1個、周縁の唐草模様は繊細。国の重要文化財。 出典: 『佐渡百選』 提供 […]
  • 青木・新穂城跡

    新穂地区で村殿と呼ばれていた小領主が分立、この地方の豪族の邸宅として作られたと思われる「青木城跡」・「新穂城跡」がある。いずれも特徴は県下でも珍しい。土地を水堀が囲んでいるところにある。春の桜と夏のハスの花が素晴らしい。 […]
  • 羽茂城跡

    南佐渡細大の河港とこの地域一円を支配した、名族羽茂本間氏を城主とする「羽茂城」の跡。天険をうまく利用して区画した城構えを感じさせる。上杉景勝の佐渡攻撃の時落城した戦国時代末期の山城で、数百年前の羽茂地区の歴史跡が残る貴重 […]
  • 長安寺・木造阿弥陀如来坐像

    天長8年(831)開基と伝えられる古い寺。平安時代の木造阿弥陀如来坐像(国重文)がある。遠い昔、この地方が若狭方面と強い関係があったと思われて興味深い。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会 画 […]