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地域文化 データベース
魚沼市
雪国ならではの文化が根付く地域
福島県と群馬県の県境に位置する魚沼市。「魚沼産コシヒカリ」の産地の一つであり、越後三山を背に雄大な魚野川が流れ、稲作に最適な環境です。山間部特有の寒暖差のある気候で育ったお米は、一大ブランドとして全国的な知名度を誇ります。古くから伝わる伝統行事も多い地域です。約400年の歴史を誇る「百八灯(ひゃくはっとう)」は、農家にとって大切な作神様(さくがみさま)に豊作を祈願するお祭り。 白雪に覆われた山々に藁火(わらび)の灯りが浮かび上がり、幻想的な雰囲気が広がります。江戸期から続く「雪中花水祝(せっちゅうはなみずいわい)」は、極寒の中、新婚の男性に水をかける一風変わった神事。重要無形民俗文化財「大の阪」は、「念仏踊り」の一種と言われるように、15番ある唄のどの歌詞にも「南無西方」の文字が入り、哀愁を帯びた静かな踊りが特徴の盆踊りです。2022年に「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。