堀片にあった武家住宅で、当初の建築年代は部材に記された墨書から嘉永3年(1850)と推定されます。明治初年の城下絵図によれば当地は重野兵馬の屋敷地で、天明年間の内藤家分限帳によれば重野氏は250石で者頭役を務めています。明治時代後期に医師である藤井氏の所有となり、その際に病院として使用するため診療所や病室などが増築され、住宅部分も全体が改造されました。平成8年(1996)に解体調査が行われ、平成10年(1998)に住宅部分が現在の姿に現地復元されました。
出典:村上市郷土資料館ホームページ
提供元:村上市生涯学習課
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