栃尾地域南部の西中野俣地区にある杜々の森は、昔から神の棲む霊地として村人に敬われてきました。この森は、水源涵養林や干害防備林として保護され、今も、ブナやホオノキ、ケヤキなどの古木が群立し、鬱蒼とした森ではアオバズクやブッポウソウ、アカショウビンなど52種類もの野鳥の生息が確認されています。森の裾から湧き出る清水は、村立以来、飲用水や潅漑用水等の命の水として村人の生活を支えてきました。この水は、昭和60年、環境庁から全国名水百選に選定されて、以来、漂泊の俳人種田山頭火の「こんなにうまい水があふれている」や「岩かげまさしく水が湧いている」などの句を連想させる冷たく澄んだ水質の良さが人気を呼び、県外からも多くの人々がうるおいを求めて水場に集う人が絶えません。杜々の森一帯を名水公園として整備され、名水公園内にあるアトレとどでは、名水を使用した美味しいメニューが楽しんだり、地元の新鮮な野菜が購入できます。また、イワシ1,000匹の魚群の廃材アート作品を展示した「廃材水族館」も人気です。
出典:長岡市栃尾支所商工観光課
提供元:長岡市栃尾支所商工観光課
画像提供元:長岡市栃尾支所商工観光課